2023/08/31
Web制作とは?失敗しないためのポイントや流れ、成功事例を解説
会社のホームページをリニューアルしたいと考えている方や、新しく自分のwebサイトを設立したいとお考えの方。
いざweb制作するとなっても、何から始めたらよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
web制作は目的とターゲットを決め伝えたい内容を明確にするなどの事前準備が大切です。
この記事ではWeb制作のポイントや流れ、成功事例について解説しています。
本記事を読んでWeb制作について理解すれば、あなたの理想のWebサイトを作るスキルや知識が身につくはずですよ。
web制作とは?
Web制作とは、個人または法人がウェブサイトを作成することを指します。一般的にはホームページ制作やサイト制作とも称されます。
web制作は、完全に新しいウェブサイトを始める場合と、既存のウェブサイトを改良して新たに制作する場合の二つがあります。
最近では多くの企業が既にwebサイトを所有しているため、主にWebのリニューアルという形で制作されることが多いです。
一方新しい会社を設立する際などは、完全に新しいサイトを制作する必要があります。
どちらの場合においても、web制作の進め方は自社で制作する方法と外部の制作会社に依頼する方法の二通りです。
web制作を外部の業者に依頼する際のポイントは「web制作会社の失敗しない選び方」の項目で詳しく解説しています。
web制作に使用するサイトの種類
web制作といっても用途によってさまざまなサイトに分けられます。主なwebサイトの種類は以下の6通りです。
サイトの種類によって当然内容も大きく異なります。web制作する際はどんなサイトを作るかを決めることが重要です。
それぞれの種類の役割について説明します。
コーポレートサイト
コーポレートサイトとは、企業や組織が自分たちの情報を紹介するためのwebサイトのことを指します。
コーポレートサイトを通じて、企業の基本情報、ビジョンやミッション、商品やサービス、歴史、社会貢献活動などを公開します。
新規顧客に自社のことを知ってもらうことはもちろんですが、投資家や求職者へのアピールも可能です。
さまざまな関係者に向けて、企業の姿勢や活動を伝えるための企業の顔となりうるのがコーポレートサイトです。
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オウンドメディア
オウンドメディアとは、企業がブランドやコンテンツを発信するためのメディアプラットフォームのことです。
企業が自分たちの声や情報を持続的に発信し、オーディエンスとの関係を構築するためのサイトです。
例えば企業のウェブサイトやブログ、SNSアカウント、ポッドキャスト、ビデオチャンネルなどがオウンドメディアにあたります。
オウンドメディアは企業の製品やサービスに関する情報だけでなく、ビジョンや価値観、業界のトピックなどを自分たちの視点で発信することができます。
このため新規顧客への認知を高めることもでき、さらにその業界や企業の情報を求めている「顕在層」に対しても訴求できるのがオウンドメディアの強みです。
自社のファンを作り育成できるので運用方法によっては売上アップにつながる手法ですが、コンテンツを充実させこまめな管理が求められるので、中長期的な施策として活用しましょう。
サービスサイト
サービスサイトは企業が特定のサービスや提供する商品に焦点を当てて情報を提供するwebサイトのことを指します。
自社のサービスに関する情報を発信し、顧客やユーザーに対して説明や提供します。
例えば、ホテルが自分たちの客室や設備、料金プランを紹介するサイトや、オンラインストアが商品の特性や注文方法を説明するサイトなどがサービスサイトの一例です。
サービスサイトは見込み顧客に製品を購入してもらう事が目的です。
顧客が製品やサービスに関する情報を探しやすく、購買や利用の意思決定につながるような工夫が必要です。
ECサイト
ECサイト(電子商取引サイト)は、インターネットを通じて商品やサービスの販売や購入ができるwebサイトのことを指します。"EC" は "Electronic Commerce" の略で、商品やサービスの取引を電子的に行う仕組みを意味します。
簡単に言うとショッピングができるサイトのことです。
Amazonや楽天市場のような大手のオンラインマーケットプレイスもECサイトにあたります。
ユーザーは24時間365日、ネット環境さえあればどこにいてもショッピングができるので、利便性が高いことから多くの層に利用されています。
ランディングページ
ランディングページは特定のアクションを促すために設計されたweb上のページのことで、LPとも略されます。
商品の購入やサービスへの問い合わせに繋げるため、商品情報や購入手続きへのボタンなど様々なコンテンツで構成され、通常のwebサイトとは全く異なる工夫が必要です。
検索エンジンからではなく広告やキャンペーンなどからアクセスされることが多く、ユーザーに対して特定の目的やゴールに向かって進むように誘導するために使用されます。
目的とターゲットを明確にして設計することが大切です。
採用サイト
採用サイトはその名の通り採用を目的としたサイト、つまり企業が新しい従業員を募集するためのwebサイトのことです。
コーポレートサイトの中に採用ページを内包している場合もありますが、求人が大きな課題である場合は独立した採用サイトを立てることが一般的です。
採用サイトを通じて求職者に対して自社の文化や価値観、仕事の内容、福利厚生、応募方法などを明記することで、求める人材の採用に繋げます。
Web制作で失敗しないためのポイント
Web制作で失敗しないためのポイントは、大きく3つあります。
Web制作の目的とゴール設定
Webサイトを制作する際には、まず目的とゴールを明確にしましょう。
目的とは、Webサイトを通じて「企業の認知度を高めたい」、「新規顧客を獲得したい」、「商品やサービスの売り上げを伸ばしたい」、「採用活動を成功させたい」などが挙げられます。
ゴールとは、目的を達成するために「来訪者数を月間10,000人にする」、「問い合わせ数を月間50件にする」、「売り上げを10%増やす」、「採用応募数を100件にする」などが挙げられます。
目的とゴールを明確にすることで、Webサイトに必要なコンテンツや機能を検討しやすくなり、制作会社との認識のズレを防ぐこともできます。
ペルソナとターゲット
次にアクセスしてほしいターゲット像を決めます。
ターゲット像を決める際には、年齢や性別、家族構成などの基本情報だけでなく、趣味や価値観、収入などの詳細情報を設定します。
ペルソナを細かく設定することで、ターゲットのニーズがイメージしやすくなり、Webサイトの方向性も明確になります。
ペルソナの設定には、営業やカスタマーサクセスの意見を取り入れることも大切です。
普段から顧客と接している社員の意見を参考にすることで、よりリアルなペルソナを設定することができます。
提案依頼書の作成
目的とターゲットが決まったら、発注側の要望を明確にして、Web制作会社やシステム開発会社に伝えましょう。
発注側の要望を明確にするために、RFP(提案依頼書)を作成します。RFPには、プロジェクトの概要や目的、課題、予算、スケジュール、納品物、その他要望などを記載します。
RFPを作成することで、発注側の希望を制作会社に正確に伝えることができます。
制作会社はRFPを基に提案書を作成しますので、発注側は複数の提案書を比較検討して、最適な制作会社を選ぶことができます。
web制作の基本的な流れ
web制作の基本的な流れは次の4つの段階に分けられます。
ひとつずつ解説していきます。
①計画と調査
まずはweb制作の目的や要件を明確にし、計画を立てる事から始めます。webサイトの目的やターゲット層の設定、サイトに盛り込むコンテンツの種類を決めます。
またこの段階で競合企業の分析や市場調査なども行い、web制作の方向性を定めておきましょう。
②制作
次に実際にwebサイトを制作します。まずはwebサイトのデザインや構造を具体化し、ユーザーにとって見やすく、理解しやすいデザインを構築します。
その後、プログラミングやコーディングを通じて実際にwebサイトを構築します。
コンテンツの追加や画像の編集も行い、こまめに内容の調整を重ねることで後々の大幅修正を防ぐことができます。
③運用
webサイトを制作したら、テストを行いバグや不具合がないか入念にチェックしましょう。
このとき、パソコンとスマートフォン両方からの表示を確認し、ユーザーの視点からもテストを行うことで使いやすさや機能性を確認することが大事です。
テストが完了したらいよいよwebサイトを公開します。ドメインの設定やサーバーのデプロイメントなどを行いましょう。
公開後は定期的なコンテンツの更新や管理、セキュリティの監視、バックアップなどを行い、webサイトの品質を保ちましょう。
④検証
一定期間webサイトを運用すれば、効果を検証することができます。
アクセス解析を通じてユーザーの動向を把握し、webサイトの改善点を見つけ出します。
データや実際のサイト訪問者の意見などをもとにして定期的なアップデートや調整を行い、webサイトの質を向上させ続けることが求められます。
顧客やターゲットのニーズに合った効果的なwebサイトを実現するため、上記の4つの段階を通してしっかりとwebサイトを管理しましょう。
Web制作に必要なスキルや知識について
Web制作には、主に以下の3つのスキルや知識が求められます。
プログラミングスキル
プログラミングスキルとは、コンピュータに指示を出せる能力です。
コンピュータは人間の言葉を理解できないため、プログラミング言語(HTML、CSS、JavaScript、Python、Java、C++など)を用いてコンピュータが理解できる言語に変換する必要があります。
プログラミングを学ぶことで、論理的思考力や問題解決能力、発想力を身につけることができます。
Webデザインスキル
Webデザインのスキルとは、Webサイトの見た目をデザインするスキルです。
配色やレイアウト、フォントなどの要素を組み合わせて、ユーザーに魅力的なWebサイトを制作します。
Webデザインのスキルを身につけるには、Photoshopを使いこなす必要があります。
Photoshopは、Webデザインの業界標準ソフトであり、Webデザインの制作には欠かせないツールです。
ツールの操作に慣れてきたら、雑誌の広告やWebバナー、好きなWebサイトなどのデザインを参考にし自分でデザインをしていきます。
感性を磨き、Webデザインのスキルを向上させていくことが大事です。
Webマーケティングスキル
最近、Webサイトやデザインを作れる人が増えています。
その理由として、コロナ禍によるテレワークや在宅ワークの需要で、自宅でWebサイトやデザインの制作ができるスキルを身につけたい人が増えたことにあります。
Webサイトやデザインを作れる人が増えることで、今後はWebサイトが作れる“だけ”ではコモディティ化してしまう可能性があります。
コモディティ化とは、市場価値が低下していき、誰でも簡単にできることになってしまうことです。
例えば、現在はWebサイト制作で月10万円稼げていたところ、同程度のスキルを持っている人が増えることで、価格競争により単価が下がっていくということです。
コモディティ化しないためにも、顧客の課題を解決するために、Webサイトやデザインをどのように活用すればよいのかを提案できるWebマーケティングスキルを身に着けることが重要です。
web制作を依頼する場合の費用相場
初めてweb制作を考える人にとって、最初に気になるポイントの一つが費用です。
web制作の費用相場はサイトの規模や内容によって異なり、個人に依頼する場合と制作会社に発注する場合でも金額の幅が大きく変わります。
サイトの規模ごとにどれくらいの費用がかかるのか、具体的な相場を見ていきましょう。
店舗向け小規模サイト
トップページ、企業概要、商品紹介などの必要最低限の情報とコンテンツで作られた10ページ程度の小規模サイトであれば、30万円前後で制作できるものもあります。
ただし多くの制作会社が「テンプレートプラン」として、格安で販売されているものがほとんどです。
このため低価格帯でできることは限られており、オリジナリティに欠ける仕上がりになるケースもあります。
コンテンツ量は重視せず店舗のサイトを制作しておきたい方や、更新頻度の高くないサイトを制作する場合は、できるだけコストを抑えたプランを選びましょう。
中小企業向け中規模サイト
基本的な情報だけでなくプレスリリースやブログといった更新機能を持ったサイトが中規模サイトです。
さまざまな情報が増えるため、ページ数が約30ページ程度のサイトになる場合が多く、制作費用は通常50~100万円以上が一般的な相場です。
さらにSEO対策の強化やコンテンツの充実を図る場合は費用は300万円程度になることもあります。
自社のweb制作の課題とコスト面を考え、目的に沿った内容で依頼しましょう。
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大規模サイト
中~大企業向けの大規模サイトは、中規模サイトの内容にさらに複雑な機能を加え、情報量をプラスしたサイトです。
圧倒的なコンテンツ数が必要なため50~60ページにもなる場合が多く、300~500万円以上かけての制作になります。
大規模なサイトであればシステム開発やセキュリティ面の強化などにも費用が発生しますが、制作したサイトの管理・運用体制が整っていればwebからの集客を大いに期待できます。
この規模と費用感の場合は、実績のある制作会社に依頼するのがおすすめです。
web制作会社の失敗しない選び方
ここからはweb制作を外部の業者に依頼する際に正しく選ぶ方法を紹介します。
実績や経験を要確認
良いweb制作会社を選ぶ際には、過去の実績やポートフォリオを確認することが大切です。
制作したwebサイトのデザインや機能性、使いやすさを見て、自社が求めるスタイルやクオリティに合うかどうかを判断しましょう。実際のサイトを見ることで、制作会社の能力や得意分野を把握することができます。
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費用は適切かどうか確認
費用面も欠かせない確認項目のひとつです。ただし費用だけを基準にするのではなく、バランスを考えることが大切です。
たとえば選んだ制作会社が極端に安価な価格で提供している場合、品質やサポートが保証されない可能性があります。
適切なクオリティと機能を提供するには一定のコストがかかるため、あまりにも低価格すぎる場合は慎重に判断しましょう。
過度に安くても要望に合わないサイトを作ってしまっては本末転倒です。予算と目標のバランスを考えつつ選ぶことが大切です。
自社の要望にマッチしているかを確認
自社の要望に合わない制作会社を選んでしまうと、webサイトのクオリティやビジネス戦略の達成に影響を及ぼす可能性があります。
自社の業界やビジネスに理解がある制作会社を選ぶことで業界のニーズやトレンドを理解してwebサイトを作成してもらえるので、より効果のあるwebサイトを構築できます。
コミュニケーションの能力と頻度を確認
自社の要望やビジョンを正確に理解し実現するためのwebサイトを制作してもらうためには、制作会社とのコミュニケーションが重要です。
制作会社が自社のビジネスを理解し、それに基づいたwebサイトを提案してくれるかどうかを確認しましょう。共通のビジョンを持つことで、webサイトの制作がビジネス戦略をサポートします。
web制作の成功事例
ここからは当社ABABAIが制作したwebサイトの事例を紹介します。
住創館
wonder HAUS 株式会社 住創館様は、埼玉県の建設会社です。
SE構法を用いて耐震性に優れた住宅を提供しており、シンプルで情報を絞ったホームページにすることでユーザーが特徴をつかみやすくなっています。
また、家づくり相談会などのイベントの開催情報を分かりやすく掲載することで、活気のある建設会社であることがwebサイトからうかがえるだけでなく、ユーザーにワクワク感を与えます。
コラボハウス愛媛
コラボハウス様のホームページでは、設計士の紹介や家づくりの流れを詳しく記載しています。
スタッフの顔を事前に確認できることで、人生の大イベントである家づくりでも安心して取りかかることができます。
YoutubeやInstagramの更新内容もホームページから確認でき、コンテンツが充実したホームページになっています。
家ZOU
家ZOU様のホームページでは、住宅建築の基本的な知識から土地の選び方、予算の計画、室内デザイン、アフターサービスまでさまざまな情報をわかりやすく説明しています。
家づくりの最新のトレンドや有用なツールなども紹介しており、家づくりに関する不安や疑問を抱えている方や、理想の住宅を実現したい方にとって、頼りになるwebサイトとなっています。
Web制作を独学で学ぶ方法
Web制作は、難しいと感じることも少なくありません。
挫折しないために、本やWebサイトを活用しモチベーションを維持することが大切です。
本で学ぶ
Webデザインをこれから学びたいと考えの初心者には、デザインの基礎、レイアウト、配色、HTML5、CSS3、マーケティングなど、幅広く学ぶことができる本がおすすめです。
図や写真が適度に使われている本であれば、疲れることも少なく読み進められると思います。
Webサイトで学ぶ
文字が苦手な人におすすめの学習教材として、動画で学べる「ドットインストール」やイラスト中心の「プロゲート」などがあります。
他にも、YouTubeなど無料で使える学習教材はたくさんあるので、ぜひ活用しましょう。
まとめ
いかがでしたか?web制作は決して簡単なものではありませんが、自社の課題やターゲットを明確にし、しっかりとプロセスを踏むことで目的を達成できる効果的なサイトを作ることができます。
当社ABABAIでは2000件もの実績から培ったノウハウを活かし、建設業や工務店向けのホームページを制作しています。
業界の最新動向やWEBのトレンド、成功事例などを交え、集客に繋がるweb制作を全力でサポートします。
web制作のお悩みはぜひABABAIにお任せください。
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