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コラム

2026/10/29

バズっても問い合わせが来ない工務店へ|SNS反響を生む「導線設計」の考え方!

「インスタの再生数は伸びたし、フォロワーも増えた!」なのに....
「問い合わせが増えない」

 

工務店様から、このようなご相談をいただくことがとても多くなりました。SNSを頑張っているのに成果につながらない。その原因の多くは、投稿の出来ではなく「導線設計」にあります。

 

本記事では、弊社で開催したセミナー「【工務店様必見!】バズの次は“問い合わせ”」の内容をもとに、問い合わせにつながるSNS運用の考え方を解説します。読み終えたときに「明日から何をすればいいか」がわかる内容にまとめました。

 

 

▼この記事の目次

  1. なぜバズっても問い合わせが来ないのか
  2. 家づくり検討者がたどる4つのステップ
  3. SNS・ホームページ・広告は役割がまったく違う
  4. 【事例】新規来場の半数以上が「SNSを見ました」に
  5. 成果を安定させる「データの見える化」
  6. まとめ:明日からできること

 

 

CHAPTER 01

なぜバズっても問い合わせが来ないのか

結論から言うと、バズるだけでは問い合わせは獲得できません。

もちろん、バズること自体は悪いことではありません。多くの人に会社を知ってもらえる、むしろ良いことです。問題は、バズること自体がSNS運用の目的になってしまっていないか、という点です。

 

こんな状態になっていませんか?
  • 再生数やフォロワーは増えた
  • 保存もいいねも付いている
  • でも問い合わせ・来場は増えない
  • 何を改善すればいいかわからない

 

大切なのは「導線設計」

「SNSにホームページのリンクは貼ってある」「ストーリーズで資料請求や見学会も案内している」。それで導線は考えている、と思われる方も多いでしょう。ですが、実はそれだけでは足りないケースがほとんどです。

 

 

 

 

 

CHAPTER 02

家づくり検討者がたどる4つのステップ

お客様が工務店に問い合わせるまでには、01「認知」→ 02「興味・関心」→ 03「比較・検討」→ 04「行動」 という4つのステップがあります。

 
 
01 認知では工務店を知り、02 興味・関心でSNSやHPを見て、03 比較・検討で他社と比較し、最終的に04 行動として来場や資料請求に至ります。
 
だからこそ、4つのステップそれぞれに向けた情報発信ができていないと、問い合わせは発生しません。全ステップに同じ内容を発信していても、問い合わせにはつながらないということです。
 
 
 
ステップごとに発信の役割を分ける

01 認知|まずは工務店の存在を知ってもらう

まだ工務店を知らない人に、まずは存在を知ってもらうことが大切です。おしゃれな施工事例やルームツアーなど、思わず目に留まる投稿で、幅広い人に興味を持ってもらうきっかけをつくります。

 

02 興味・関心|もっと知りたいと思ってもらう

工務店に興味を持ってくれた人には、家づくりの魅力や会社の特徴を伝えましょう。間取りや家事動線の工夫、素材へのこだわり、スタッフ紹介などを通して、「この会社の家づくり、いいな」と感じてもらうことが大切です。

 

03 比較・検討|安心して家づくりを任せられると思ってもらう

複数の工務店を比較している人には、安心して依頼できるかどうかを判断するための情報が必要です。実際に建てた家の施工事例やお客様の声、建築費用、住宅性能などを発信し、会社への信頼感を高めましょう。

 

04 行動|相談や見学への一歩を後押しする

工務店に興味を持ち、家づくりを具体的に考え始めた人には、次の行動につながる情報を届けましょう。完成見学会や家づくり相談会の告知、開催日時、予約方法などをわかりやすく伝え、問い合わせや来場につなげます。

 

 
 
 
バズっても問い合わせが来ない本当の原因

原因のほとんどは、認知と行動の間にある「興味・関心」「比較・検討」のコンテンツ不足です。この2つのステップでは、自社の強みや他社との違いをきちんと伝える必要があります。

そこで重要になるのが、コンセプト(発信の軸)です。伸びている工務店は「DIY×〇〇」「職人集団×デザイン×高性能」のように、家の特徴だけでなく、人・文化・価値観が一瞬で伝わる軸を持っています。だからこそファンが生まれ、「この会社に、この人にお願いしたい」という指名来場が起きるのです。

逆に、軸がないまま発信したり、他社の真似をしたりしている会社は、バズっても問い合わせにつながりません....

 

 

 

 

CHAPTER 03

SNS・ホームページ・広告は役割がまったく違う

住宅は大きな買い物です。SNSで会社を知ったお客様も、すぐに問い合わせるわけではありません。ホームページ、ポータルサイト、YouTube、Instagram、広告などを行き来しながら情報を集めています。

 

▼SNS・ホームページ・広告の役割

SNS:認知・興味関心を高めることが得意な媒体です。 拡散力があり、まだ工務店を知らない人にも情報を届けられる一方で、価格の大きい住宅ではDMからの問い合わせは少なく、やり取りのハードルも高い傾向にあります。

ホームページ:興味関心・比較検討・行動を後押しする媒体です。 施工事例やお客様の声、価格など、最終的な判断に必要な情報を確認する場所として重要な役割を担います。一方で、訪問してもらうことが前提となるため、認知を広げる力は弱い傾向にあります。

広告:認知を広げることが得意な媒体です。 多くの人に情報を届けられるため、工務店を知らない人との接点づくりに効果的です。ただし、広告を見たからといって、すぐに問い合わせにつながるとは限りません。

 

 

SNSだけ、HPだけ、広告だけでは導線が途切れてしまいます
  • まだバズっていない会社は、まずSNSなどで認知を広げる
  • 見られているのに問い合わせがない会社は、HPの中身(興味・関心、比較・検討)が弱い可能性がある

 

 

 

CHAPTER 04 / CASE STUDY

【事例】新規来場の半数以上が「SNSを見ました」になった工務店

ここからは、弊社が長くお手伝いしている岐阜県東濃エリアの注文住宅会社、家ZOU様の事例をご紹介します。

 

 

「かっこいい家」だけでは選ばれなくなった

家ZOU様のコンセプトは「ちょうどいいがすごくいい」こだわりを叶える家づくりです。当初は、東濃エリアにアウトドアテイストの家を建てる工務店が少なく、「アウトドアテイストの家なら家ZOU一択」というポジションを築いていました。

ところがコロナ禍をきっかけにSNSが普及し、全国どこでもおしゃれな家が建つ時代に。同じエリアでもアウトドア系・ガレージ系の競合が増えました。施工事例は以前どおり伸びて保存もされるのに、「かっこいい家だな」で終わってしまう。まさに「バズっても選ばれない」状態です。

 

 

発信の軸を「何を建てるか」から「誰と建てるか」へ
 
「ちょうどいいがすごくいい」は、性能や価格だけの話ではありません。自分たちのこだわりを、気心の知れたスタッフと楽しく形にしていく。その体験そのものを、すべての発信の軸に据えました。世帯年収をもとにしたキャッチコピーやガレージなどの要素も整理し、「誰に、どう見せるか」を明確にしています。
 
 
 
4つのステップごとの発信内容

 

認知:ルームツアーやスタッフ出演の動画で「何この会社、楽しそう」という感情をつくります。SNSではあえて予約や資料請求を取りに行かず、接触回数を増やして第一印象をつくることに徹しています。

 

興味・関心:家の魅力だけでなく、働く人や会社の雰囲気を伝えてファン化を狙います。SNSで興味を持ってもらい、より深い情報はホームページで理解してもらう流れです。

 

比較・検討:「この会社で本当に大丈夫か」と見極める段階には、OB施主様の声が効きます。会社自身の説明より、第三者の声のほうが圧倒的に信頼されるからです。お客様の声や価格は、出していない会社がまだ多いからこそ差がつく情報です。

 

行動:広告、SNS、ホームページのすべてで来場・相談の出口を用意し、気になっている人の背中を押しています。

 

 

▼家ZOU様の情報はこちらからチェック!

ホームページ:https://www.iezou.jp/

インスタグラム:https://www.instagram.com/iezou.desu/?__pwa=1#

ユーチューブ:https://www.youtube.com/channel/UCAx-YvjdhSUsesXoFbvnI9g

 
 
 
CHAPTER 05

成果を安定させるために欠かせない「データの見える化」

導線を設計しても、それだけで成果が安定するとは限りません。「今うまくいっているのかわからない」まま、なんとなく投稿を続けていては改善のしようがないからです。

 

見るべき数字はシンプルでいい
 

まず、認知の段階では「閲覧数」を確認し、どれだけの人に投稿を見てもらえたかを把握します。次に、比較・検討の段階では「保存数」を確認し、後から見返したいと思ってもらえる情報を発信できているかを見ていきます。

さらに、行動の段階では「リンククリック数」を確認し、ホームページなどへの誘導につながっているかを把握します。そして、ホームページに訪問した後の動きを知るために、Googleアナリティクスで「セッション数」や「滞在時間」を確認します。

このように、各ステップに合わせて数字を確認することで、どこに課題があるのか、次に何を改善すべきなのかが見えてきます。

 
 
週に1回、この順番で数字を見るだけで、ボトルネックがどこにあるかが判断できます。たとえば閲覧数は伸びているのに保存数が少ないなら、比較・検討のコンテンツがお客様の求めるものとずれている可能性があります。勘ではなく、数字を見て打ち手を変える。これがSNS運用のPDCAです。
 
 
 
見える化で変わること

数字をもとに分析することで、まず根拠を持って報告できるようになります。「頑張っています」ではなく、「この数字が動いたので、次はこう改善します」と、具体的な根拠をもとに社長へ説明できるようになります。

また、経営判断が速くなることも大きなメリットです。認知・比較・行動のどの段階に課題があるのかを、感覚ではなく数字で判断できるため、次に取るべき施策が明確になります。

さらに、担当者が変わってもデータが残るため、組織の資産として蓄積できるというメリットもあります。過去の取り組みや成果を引き継げるため、担当者が変わってもスムーズに運用を継続できます。

そして、効果のある施策に投資を集中できるようになります。年単位、できれば3年分のデータを蓄積することで、効果のあった施策や広告を見極め、限られた予算をより効果的に活用できます。

 

家づくりの検討期間は、短くて半年、長ければ1〜2年。その最初の接点となるSNSは、単なる広報ツールではなく、集客の入口であり、経営判断を支えるデータ資産なのです。
 
 
 
 
 
 
SUMMARY

まとめ:バズの次は「導線設計」で問い合わせへ

バズっても問い合わせが来ないのは、投稿が悪いからではありません。お客様が問い合わせに至るまでの導線が、どこかで途切れているからです。

 

 

 

 

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